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お子さんの毎朝の鼻血でこまっていませんか.

お子様が

朝起きて鼻をかむ度に鼻血が!

くしゃみをしただけで鼻血が!

お風呂に入ったら鼻血が!

なんてことありませんか。

なぜか体質的に鼻血が出やすいお子さん、いらっしゃいますよね。子供の鼻血の多くはからだの不調から来ることが多いのです。もちろん、鼻のほじりすぎということもありますが。そういった場合は繰り返さないので、繰り返す人は日々の食事などで体質改善してみましょう。

子供の鼻血の原因って?

鼻血がでても、鼻の上のあたりを抑えて止血したり、鼻の穴にティッシュを突っ込んでおけばそのうち止まると思ってあまり深刻に考える人はいないのではないでしょうか。
中医学では鼻血もからだの不調から起こる病気の一つとして考えます。
子供の鼻血の多くの場合は脾気虚によるものだと考えられます。これは、脾(胃腸)は統血する力があります。統血作用というのは、血が脈外に漏れ出ないようにする作用のことをいいます。なので、それが弱くなるといろいろなところから血が漏れ出てしまい、鼻血が出やすいという考えから来るのです。
あとは、体内に熱がこもっていることもよくあります。肺熱、胃熱、肝熱あたりが考えられます。
また、春先に鼻血が出やすくもなります。これはからだの陽気が春になると上に上るので、それにより出血傾向が見られるというもの。
これらの原因、胃腸を補って上げたり、からだの熱を取って上げれるような食事をするとちょっと回数がへってくるかも。

子供の鼻血が出にくいようにする食べ物は?

鼻血が出る原因がなんとなくわかったら次に食べ物でその体調を直していくと、少しずつではありますが鼻血を出す回数が減ってくるかもしれません。
そこで、ここでは身近な食べ物などで体調を整えられるように少しだけですがご紹介します。

レンコン

そう、レンコンです。清熱涼血の食べ物なので、からだの中の熱を取り除いて、血を涼しくしてくれます。なので、新鮮なレンコンをすりおろしてその汁を飲むといいのですが、料理にしてもよいです。ただ、そのときにはできれば脂を使わず調理するのをお勧めします。
また、レンコンの節の部分は止血薬に属しますので、捨てずに置いておいてちょっとあぶってからお湯で煎じて飲んでみて下さい。

クチナシ

クチナシは中医学では「山梔子(さんしし)」と呼び、清熱薬に属します。なので、こちらもからだの中の熱を取ってくれます。
「山梔子」はそのままだと清熱薬ですが、黒くなるまで炒ると「焦梔子」という生薬に変わり、涼血止血薬になります。
この「焦梔子」をお茶にすると体の熱を冷ましてくれるので出血しにくくなるのですが、脾(胃腸)が弱い人は避けたほうがよいでしょう。

菊花、竹葉など

ほかにも生薬で清熱薬に属するもので、手に入りやすいものとしては「菊花」や「竹葉」があります。これらをお茶にしたりして飲むのもよいでしょう。

果物

体のなかにこもっている熱を取り除く方法としては果物などを食べるのもお勧めです。
果物の中で涼性に属するもの、枇杷、キウイ、イチゴ、トマト、スイカなどを食べることで体の中の熱を取り、出血傾向を抑えることで鼻血が出にくい体にしていくことができます。

子供の鼻血が出たときにどうしたらいい?

鼻血が出てしまったら、いちばんは鼻の骨の固い部分の下のところを押さえることで止血して出血を止めるのが一番簡単にできる対処療法です。
ほかには、ちょっと荒療治ですがお酢が止血作用を持つので、それを染み込ませたティッシュを鼻にいれてみてください。
また、ほかには足の裏のツボを押すことでも止まるといわれています。足の裏の指の下のあたりにこんもりとした隆起した場所が2か所ありますが、その真ん中あたりをぐーと押してみてください。
何もしないよりは少し早めに止まるかもです。

今回は子供の鼻血についてのお話をしてきました。
ついつい、体質かなぁと諦めがちですが、子供も毎日のように鼻血がでるとそれだけで大変、ましてや学校で出たらちょっとかわいそうなので、一度予防策を試してみてください。

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